マジックをやっていると
『どうなってるの?教えて?』
と種明かしを求められることがよくあります。
皆さんも一度は言ったことがあるのではないでしょうか?
プロのマジシャンなら観客も少しは遠慮して聞くことを諦めることもあるかもしれませんが、アマチュアの私の場合初めて見せる人には100%といっていいくらいおきまりの言葉で返ってきます。

そこで、マジシャンが言われる言葉第一位の『種教えてよ?』を私なりに対処法が定着してきましたのでここで紹介したいと思います。
愛用の返し法6選
愛用の返しばかりです。フレーズも含めて紹介いたします。
どれか一つでもお役に立てれば嬉しく思います。
・とぼける
見せる相手にもよりますが、とぼけてしまうのが一番ということに気がつきました。
サンドイッチマンのボケ担当である富澤たけしさんの
『ちょっと何言ってるかわかんない』
は最強フレーズだと思います。
相手と一対一の場面では、たいていこれで乗り切ります。
また、複数観客がいる中で一人が空気を読まず聞いてきた場合には
『ちょっと何いってるか分からないんですけれども・・』
と同じようなセリフのオードリー若林さんのツッコミで返しております。
両方ともうまく笑いに持って行くことが大事になってきますので、タイミングはそれぞれ練習してください。
・別のマジックを見せる
引き続き違うマジックを見せることで相手の脳をマジックでお腹いっぱいにしてしまう方法です。
脳が疲れたらマジックの種を知りたいと思わなくなります。
人間は不思議な現象を見せ続けられると、脳は考えることを辞めてしまうのです。
この方法を自然に行うには、複数のマジックを組み合わせて一つのショーとして演じることです。
『種教えて?』と聞かれるタイミングを意図的に消してしうまうことが出来ますが、ショーとしての練習が不可欠になります。
単発で披露するマジックよりも難易度が上がります。

・簡単な物だけ教える
何も教えないことが絶対にいいとは限りません。
時には教えてしまってもいいと思います。
マジック初心者向けの本に載っているようなものであれば、教えてしまっても業界からのクレームは皆無だと思います。
またそのような本には比較的簡単に出来る演目が多く載っていますので、どれか種明かし用としてレパートリーに入れておくと良いと思います。
マジックの裾野を広げることもまたマジシャンの仕事の範疇でしょうから、興味の扉の第一歩を応援してあげるのもありではないでしょうか?
・金銭を要求する
『え?お高いですよ?』と言って手のジェスチャーも含めて示します。大体はこれで引き下がってくれます。
情報はタダじゃないということを示しましょう。
マジックを覚えるには時間も労力も必要としますので、正当な理由だと相手も理解してくれるでしょう。
もしお金を支払って貰えるのであれば、それはレクチャーと割り切って考えることができますよね(^^)/

・試練を与える
試練を与えるというと偉そうに聞こえてしまいますが、例えばカードの空中リフルシャッフルやコインロールが出来るようになったら教えるだとか。
少しだけ努力が必要になる約束をすることです。
マジシャンには簡単に出来ても、一般の人たちにはすぐに出来るような技ではありません。
相応の努力を相手に求めてみましょう。
相手がどれくらい種を知りたいのかを知ることが出来ます。
それが興味本位で聞いているだけならそもそも練習もしないでしょうから。
もし相手の努力の結果、出来るようになったらならばその時はきちんと約束を守りましょう。
人間少しでも努力して手に入れた物は無条件で人に教えたりしないものです。
・勝負する
スリーカードモンテやカップ&ボールで勝負する方法です。
ほとんどといっていいほどマジシャンが勝つ勝負です。
教えたくないというのを暗に伝える方法でもあります。
ただし負けたときは・・・・
ご自身で自分の技術を反省して下さいw
私の場合は、『見破られた自分の技術はまだ人に教えるレベルに達してない!!』と言っていました。
相手は不思議と納得?してくれましたw←オイッ!!

まとめ
いかがでしたでしょうか?
あくまで私が使っている物ばかりですが参考にしていただけたら嬉しく思います。
ただ私も苦手なものがありまして・・・
小さな子供の『種教えて?』には上手い返しが見当たりません。
子供の好奇心は無尽蔵ですからね。
何かいい方法がありましたら教えて貰えると非常に嬉しく思います。
どんなことを言われるかはやはり人前で披露しないと実際には分からないですが、パターンは決まってくると思います。
自分なりにアレンジしてよりあなたが思う良い返しフレーズを見つけて下さい。
と今回はこのあたりで終わりたいと思います。
コメント